HuluとWindows 8と視覚障害と2013年01月20日

最近、Huluを利用するようになった。昨年秋からApple TV内からHuluにアクセスできるようになり、それをきっかけに入会したのだ。
Apple TVを使えば、VoiceOverを介してHuluに視覚障害者でもアクセスでき、リビングのテレビでゆったりテレビ番組や映画を楽しむことができる。月980円というのもうれしいところだ。
Huluではさらにパソコンや各種タブレットからも利用でき、テレビで観ていた続きを手持のタブレットで再生することができる。実際、愛用のiPod Touchにアプリを入れ、持ち歩いて使用している。こちらのアプリもVoiceOverで操作可能だ。
残念なのは日本語吹替版のタイトルが非常に少ない点で、2013年1月現在、確認できるタイトルはER緊急救命士、ヤングスーパーマン、ビッグバン・セオリーほどしかなく、洋画に関しては全滅状態だ。ただ日本の作品も多いので、日本語でも大いに楽しめるのだが、やはり今後はもっと日本語吹替版の拡大を期待したい。
また最近、Windows7の入った手持のパソコンをWindows8にアップグレードした。これにPC-Talker8をインストールして使っているが、起動が速く快適だ。今後はWindowsでもタッチ操作で使わなければならない時代になるのだろうか。
タッチ操作といえば、いま使っているiPod Touchの容量が心もとなくなってきたので何か方法はないかと探していたところ、BUFFALOから発売されているミニステーションエア HDW-PU3というものを見つけた。
これはポータブルのハードディスクに、無線LANの機能を内蔵し、iOSやAndroidの端末と無線LAN経由でデータのやり取りができる。実際、音楽データや動画データを再生してみたが、問題なく使えた。さらに本体をパソコンにつないだまま(パソコンの電源は切った状態で)、離れたところから操作してみたが、家の中程度の範囲であれば再生ができた。これならハードディスクを持ち歩かず、タブレットのみで大容量のデータも扱えそうだ。
ただ動画に関して、途中まで観た後、再開しても続きからは観られず、また最初からの再生になってしまう。映画のような長時間の作品を視聴する際、これでは利用しずらい。観たところから再生できるレジューム機能をぜひ加えてほしいところだ。
しかし、ここ数年で視覚障害者が扱える情報機器はずいぶん様変わりしてきたものだ。